
山守 一久 代表取締役
社名 | 大栄技研工業株式会社 |
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所在地 | 愛知県半田市洲の崎町2-108 |
TEL | 0569-20-2050 |
設立年月 | 1955年(昭和30)年9月 |
資本金 | 9500万円 |
社員数 | 大栄技研グループで180人(内、日本80人) |
webサイト | http://daieigiken.co.jp |
前回は4件もの商談が成立
大栄技研工業の山守一久社長は毎年、メッセナゴヤに自ら足を運んでいる。同社は2009年、自社で開発した電動アシスト自転車の試作品を出展した実績もあり「知名度が高く、名古屋で最大級の異業種交流展示会」(山守社長)と評価する。また、会期中に実施される事前調整型商談会「アライアンスパートナー発掘市」も積極的に活用している。12年11月の開催時には4件の商談が実現した。同社はフォークリフトなどの産業車両部品の製造が主力で、独自のオイルストレナーやダンパーなども手がける。08年のリーマンショックまでは年率10%以上の成長を実現したが、同ショック後は売上高が一気に40%落ち込んだ経験を持つ。景気の波に左右されない企業体質にするために、さまざまな業界との付き合いが重要と痛感した。

2009年に出品したオリジナル電動アシスト自転車
売り先、提携先が同時に見つかる
山守社長はメッセナゴヤを異業種の企業と出会う場として活用している。「売り先と同時に、協力企業を見つけることができる展示会」と位置づける。09年に電動アシスト自転車を出展した際には塗装会社と出会うことができた。当時、完成したばかりの試作品の電動アシスト自転車の塗装について、錆びない塗装という程度にしか考えていなかった。しかし、偶然にブースに立ち寄ってくれた塗装業者のおかげで、望み通りのボディーカラーを提供できるようになった。自分だけの特別な電動アシスト自転車を求める顧客には、これも売りにしているという。
大栄技研工業のキャッチフレーズは「鉄と友達になる会社」。自社の金属加工技術を社会に役立てたいという思いが込められている。12年度にまとめた中期経営計画では「アライアンスをしっかり取っていく」ことを重要課題に挙げた。
モノづくりのトレンドが分かる
山守社長は「展示会に出展する企業は前向きな会社」と見ている。それだけに、出展企業と積極的に交流していきたいと考えている。そのきっかけを得られるのがメッセナゴヤだと期待する。また、同時開催のアライアンスパートナー発掘市については「面会を求められた企業との話は非常に良かった」(同)と満足する。すぐに取引とはいかないものの、面会した企業から従来とは違う発想の話が聞けたと手ごたえを感じている。
「メッセナゴヤには気楽に行くといい」(山守社長)とアドバイスする。展示会を見に行く前、出展企業リストから関心のある企業の情報を調べることも重要だ。しかし、展示会場で企業の様子を肌で感じる事が大切とも指摘する。ブースを直接見て、話を聞くことでその企業の実態を感じ取る事ができる。さらに、山守社長は「モノづくりのトレンドが分かるから」毎年続けて見に行くべきと薦める。
メッセ効果の検証チャート


